■フルミストってどんなワクチン?
従来のインフルエンザワクチンは、皮下に注射するのに対して、フルミストは鼻に噴霧して投与をします。そのため、針を刺す痛みはございません。お子様も基本的には投与回数は1回になります。

■フルミストと今までの注射のワクチンとの違いは?
従来のインフルエンザは、不活化ワクチンですが、フルミストは生ワクチンです。インフルエンザは、毎年流行する株が変化するためその流行を予測してワクチンを作る必要がありますが、生ワクチンの場合はその必要がなく、広範囲に効果が期待できます。効果持続期間も従来のものが5ヶ月前後とされていますが、フルミストは一年近く効果が持続します。

また、不活化ワクチン(従来型)は、中和抗体といって体内に入り込んだウイルスを無力化するのに対して、フルミストの場合中和抗体も産生しますが、鼻粘膜などに抗体を産生して感染そのものを抑える事ができます。

■フルミストはどんな人が接種できるの?
日本においては、抗体産生の観点から対象年齢は、2歳から19歳未満となっています。

■フルミストを接種できないのはどんな時?
経鼻的に投与するので、鼻がつまっていると効果が減弱してしまいます。また、投与時に激しく泣いたりすると、効果が期待できないのでご注意ください。

また、免疫抑制剤や抗がん剤治療・何らかの原因で著しく免疫が低下している場合は投与ができません。

その他気になることなどございましたら、クリニックまでお問い合わせください。