普通のかぜの症状

のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳(せき)などが中心。全身症状はあまり見られません。重症化することはほとんどありません。

インフルエンザの症状

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感など全身の症状がみられます。
あわせて普通のかぜと同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状もみられます。
さらに、気管支炎、肺炎、重症化することがあるのも特徴です。
高齢者や、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ人は重症化することが多いです。
最悪の場合は死に至ることもあります。
小児がインフルエンザにかかると、まれに急性脳症を起こして死亡するといった問題も指摘されています。
また、インフルエンザは基本的に流行性疾患で、我が国では例年11月〜4月(1月〜3月が特に多い)に流行します。
一旦流行が始まると、短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の人に発症します。
インフルエンザが流行した年には、高齢者の冬季の死亡率が普段の年より高くなる傾向がみられます。

  

  • それぞれの型、あるいは亜型に対する免疫反応(抵抗力)は別のものですので、このように抗原性の違う2種類のA型インフルエンザとB型インフルエンザのウイルスが、同じシーズンの中で複数流行した場合には、A型インフルエンザにかかったあとB型インフルエンザにかかったりすることがおこります。

    WHO(世界保健機関)では毎年、次のシーズンに流行しそうなインフルエンザをいろいろな情報から推測して、有効だと思われるワクチン株を推奨しています。ほとんどの国では、このWHOの推奨株に基づいてワクチン株を決めるため、世界中どこの国でもほぼ同じワクチン株を使っていることになります。現在のワクチンはAソ連型、A香港型、B型の3種混合ワクチンですので、いずれの型にも効果があります。ウイルスの突然変異があると効果が低くなる可能性はありますが、近年予測技術が高まって、実際の流行とほぼ一致しています。
    また、ワクチンを接種しても個人差があるため、十分な抗体(ウイルスを排除するもの)を産生することができないこともあり、その為インフルエンザにかかってしまうこともあります。いずれにしてもワクチンを接種するとその予防効果は70〜90%といわれており、また発症しても症状を軽減する効果は期待できるので、予防接種は流行前にお勧めします。(特にインフルエンザ脳症の発症には、ワクチン接種をしている場合としていない場合に明らかな差が認められます。)



    予防の基本は、流行前にワクチン接種を受けることです。 これは欧米では一般的な方法です。 インフルエンザにかかった場合の重症化防止の方法として有効とされています。 インフルエンザは、インフルエンザにかかった人の咳(せき)、くしゃみ、つばなどの飛沫と共に放出されたウイルスを、鼻腔や気管など気道に吸入することによって感染します(飛沫感染と呼ばれています)。 インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や慢性疾患を持っている人や、疲れていたり、睡眠不足の人は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。 空気が乾燥すると、インフルエンザにかかりやすくなります。のどの粘膜の防御機能が低下するためです。外出時にはマスクを利用したり、室内では加湿器などを使って適度な湿度(50〜60%)を保ちましょう。十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、常日ごろからバランスよく栄養をとることも大切です。帰宅時のうがい、手洗いも、一般的な感染症の予防としておすすめします。 また、インフルエンザにかかって、咳(せき)などの症状のある方は特に、周りの方へうつさないために、マスクの着用が勧められます。

    どの病気でも共通して言えることですが、早めに治療し、体を休めること、発症したら48時間以内に診断を! インフルエンザの症状がでたら、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。 発症から48時間以内であれば、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬が処方されるようになりました。早ければ早いほど効果的です。ウイルスがのどや鼻の粘膜に広がり高熱が出てしまうと、根本的な治療は間に合わなくなり、かえって長期間、寝込むことになってしまうおそれがあります。ただし発熱をして6時間から8時間以内にインフルエンザの検査をしても、はっきりと診断が出来ない場合があります。

    一般的にインフルエンザウイルスに感染して、症状がでてから3〜7日間はウイルスを排出すると言われています。健康な成人では、インフルエンザは通常2〜3日で熱が下がりますが、熱が下がっても一両日はうつす可能性が残ることになります。したがって、症状がでてから3〜7日間は他の人へうつす可能性が高いので、人の多く集まるところは避けた方が良いでしょう。 学校や職場に行く場合はマスクをするなど、周囲の人へうつさないように配慮してください。 学校保健法では、「解熱した後2日を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としております。「ただし、病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めたときは、この限りではない」となっています。また、職場復帰の目安については決まった法律などがありません。 インフルエンザにかかった後には、体力等の低下もありますので、以上のような点を考慮の上、いずれの場合も無理をせず、十分に体力が回復してから復帰するのがよいと考えられます。また、咳(せき)などの症状が続いている時に人の集まるところへ出て行く場合には、咳(せき)やくしゃみをする際には必ずハンカチやティッシュで口元を覆う、あるいはマスクをするなど、周囲への配慮(レスピラトリー・エチケット)が望まれます。




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